現在は片手でも扱いやすい黒い取っ手を採用しています。供給不安定な部品の為再変更の可能性があります。
プレス可能なサイズは、A4サイズまでとなります。
若干の余裕はありますが、最小限に抑えることで、省スペース化と、材料の無駄を削減して価格を抑えています。
ぐらつきを最小限に抑えるように、腕の位置も個体ごとに調整しています。
また、この状態で板同士の上部がぴったり揃うように計算して作っています。
新型機では柱の位置を変更し、より小さな本を挟みやすくなりました。
トリニティ最大の特徴は、この機能です。
糸かがり台単品でも何万円もするものを、組み込んでしまいました。
また、糸留め具を独自設計し、木製でシンプルなものにすることで、更なる低価格化を実現しています。
限られたスペース内に糸かがり機を組み込むために、試作を重ね、最も使い易い形を導き出しました。
留め具は、考えるのに本当に苦労しましたが、非常に良いものができたと思います。
新型機では、柱の位置変更により横から楽に手を入れて作業できるようになりました。
糸かがり機としての使い方は、下のボタンから紹介ページに記載しています。
サイズ |
幅約43センチ×高さ約41センチ×奥行約27センチ |
重さ |
約9キロ |
素材 | ナラ集成材 |
プレスサイズ |
A4(210ミリ×297ミリ)、最大開口高135ミリ |
加圧性能 | 200kg |
トリニティには、柱部分の滑りを良くする為のパラフィン蝋が付属しています。
出荷時の調整の為に最低限は擦り付けてあります。
本機は、前後左右のガタつき、傾きを抑えるために安定して動くギリギリまで板を柱に寄せています。
木は、摩擦力が高いため、少し板が傾いたりして角に圧がかかると、そこで引っかかってしまう場合があります。
ですので、到着しましたらご使用前に必ずパラフィン蝋を柱の前後と外側の全体にしっかりと擦り付けてください。
塗装は、柱部分に付いた蝋を紙ヤスリで除去してから行ってください。
なお、トリニティは、出荷時点(塗装プラン未選択時)では、完全未塗装です。
水気を含むワークを扱う場合は、耐水性を上げるオイル塗装などをかけた方がよいかと思います。
特に油性ニスなどの塗膜を作る塗料の場合、確実に体積が増えますので、柱が挟まってしまい動きが硬くなる可能性があります。
その場合は、塗膜分を紙やすりで削り、調整してください。
プレス機械(金属パーツ)は、金属同士が擦れ合うためグリスが切れると摩耗してしまいます。
ですので必ず、グリスでメンテナンスをお願いいたします。
ボルト全体と、ボルトと金具の繋がってる2箇所に少し塗布して上下させて馴染ませればOKです。
スプレータイプのウレアグリスを使用すると耐久性も高く、やりやすいと思います。
多少飛び散りますので紙などでカバーしながら吹いて下さい。
赤く示してあるボルトと接続部に十分にグリスを塗ります。
特に加圧する時にボルトとナットが直接強く擦れるあたりにはご使用前に必ず塗布してください。
ナットが摩耗しきってしまうとボルト全体の交換修理となってしまいます。
下の白いものがパラフィン蝋です。
赤く着色した部分に蝋を塗りつけてください。
動きが悪いと感じたら塗るようにしてください。
パラフィン蝋は、普通のロウソクの成分ですので、無くなってしまったらロウソクを塗りつけてもらえば大丈夫です。
一部のオスモカラーのようなカルナバワックス(=木蝋)含有のオイル塗装でもパラフィン蝋と同じ効果がらあります。
オイル塗装は、簡単で仕上がりも綺麗で、使い込むほど風合いも出て良い事尽くめですが、塗装に際して注意点がありますので、ハンドプレス機の塗装を説明しているページを参考にしてください。
※意匠登録申請中
背表紙を作るときに、均一に厚紙を曲げることで美しいアールをつけた背表紙を作ることができます。
日本国内では、一般向けに販売しているのは極めて珍しいと思います。
欲しい方も極めて少ないと思いますが、ワンランク上の背表紙製作には必須だそうです。
画像クリックで、紹介ページにリンクします。
一般的な締め板は、MDFボードを切ったものがよく販売されていますが、これは、接着剤にくっつきやすく、水に非常に弱い性質があります。
そこで、耐水性があり、堅く、接着材がくっつきにくく、そして安価な材料で「塩化ビニル」を適度なサイズに切り出した締め板を販売中です。
ヤフーショッピングにて販売していますので、併せてご検討ください。
※作業性などに影響のない小さな改良ごとに写真を更新していないので、写真と微妙な違いがある場合があります。
予めご了承ください。