菱目打ち機『クオイオ』『クオイオPRO』

クオイオProの使い方動画

☆マンション住まい等で大きな音や振動が出せない方にぴったりです

元々、私がマンション住まいで、レザークラフトを始めた当初、音と振動の大きさに困っていて、何とかできないかと試行錯誤して製作したものです。

最初は、アマゾンから安いドリルスタンドを取り寄せて改造して使っていましたが、一応は用を成したものの大変使いづらくてイライラする日々が続いていました。

そこで、自分の持つ技術を使い専用に設計して作ったのが『クオイオ』です。

クオイオとは、イタリア語で『革』という意味です。

 

そして、クオイオの不満点を改善するべく設計したのが「クオイオpro」です。

クオイオは様々な工具を簡単かつ正確に、そして何より静かに扱えるようになる道具ですが、交換の効率が悪い、大口径ポンチなどチャックに入らない径の工具は基本的に使用できないなどいくつかの弱点がありました。

そこで、それらを解決する為にプレス機を2つ取り付けた「クオイオPro」を製作しました。
直線部などの多用する菱目打ちはチャックを使い正確に素早く、コーナーなど少ししか使わない一本や二本の菱目打ちはハンマー部でサッと使う、という使い方が可能となります。
また、正面から見た時少しずらしてあるので、どちらの刃先もよく見えます。
両方にチャック(別売)を取り付ければ、2種類の柄を連続して打つ幾何学模様の刻印などを使うときに非常に効果的です。

 

大きな特徴としては、重心が低いことと、レバーが横向きであることで、操作性が格段に良くなっている点があります。

また、ケヤキ等の堅木の無垢材から製作していますので、一つとして同じ柄は有りません。

それぞれが固有の年輪を持ちオリジナルの美しさを持っています。

肌触りも優しく暖かで、金属の機械とは全く違う気分で作業することが出来ます。

☆この一台で、菱目打ち、パンチ抜き、ホック打ち、刻印など何役もこなします。

菱目打ちのために設計しましたが、十二分な強度に設計しましたので、ドリルチャックに収まる(直径13ミリ以内の円形の柄)工具であれば、様々な作業に対応できることを確認済みです。

ハンマー部品の方は常に垂直に保持することはできませんが、素早い交換を可能にしています。

また、別売アタッチメントを使用すれば、四角い柄の工具も使用できます。

ただし、ドリルチャックの位置は、高さと傾きを適切に調整してありますので、印をして全く同じ位置に復旧できるようにしてください。

 

具体的にどのくらいの工具まで使えるかは、長いので下のボタンから別のページで紹介いたします。

☆レザークラフトでの菱目打ち専用に設計したハンドプレス機です。

専用設計ですので、十二分な強度を持っています。

また、レザークラフト用の工具収納のための工具入れが標準装備です。

 

レザークラフトでの使用を前提に専用設計して販売しているのはクラフトノラの他に2社(K社とR社)しかありません。 

木製はクラフトノラのみで、材料費率はかなり高いですがマージンが無く、他のコストも小さいため3社の中では最安値です。

 

ドリルスタンドを改造したものやアルミキャスト材を使用したものは金属製で頑丈そうですが、精度、強度ともに不十分です。

また、アフターフォローも無いので度々こちらに相談が来て非常に迷惑しています。

製造者も販売者も素人同然のものに高いお金を払って、こだわりの作品製作に使用したいですか?

安いとは言ってもクオイオの半値以上する割に性能はひどいです。

オススメできない理由は、長くなりますので別ページでご説明します。

損しないために下のボタンから必ずお読みください。

☆仕様

サイズ・・・奥行約33㎝×横幅約19㎝×高さ約35㎝

 

重量・・・約5~6kg

 

加圧性能・・・200kg(抜き型は、基本的には推奨しません)

 

チャック(つかみ)部分・・・直径13㎜まで使用可。簡易タイプではない為、堅く締められます。

 

懐寸法・・・約20cm(フレームの接合部から刃物先端まで)

 

プレス金具の精度・・・トグルクランプの構造の関係で、下げた状態で手で触ると刃物先端で1ミリ程度のブレがあります。

メーカーによれば、公差を小さくしすぎると固くなりすぎる個体が出るため、ここが限界との事です。

トグルクランプの構造上、下がる途中で軸に横向きの力が加わるため急にブレが生じることがあります。

それを極力抑えるために輪ゴムをダンパーとして使用しています。

 

工具差しが標準装備・・・よく使う刃物を本体に9本まで収納できます。

さらに刃物入れの上は、小物を置く事ができますので、ホックなどを置いておくことができて便利です。

フレームが木材ですので、別途、箱などを用意していただけばネジを使って増設することも容易です。

 

☆クオイオシリーズの選び方

クオイオシリーズは3機種ありますが、その違いと、選び方を解説した動画です。

☆お手入れ方法は必ず確認しておいてください

ケヤキ無垢材のフレームは100年でも使えますが、特に金属部分は適切なメンテナンスが必要になります。

必ずご確認ください。

ウレタンゴムシート

 

かなり硬めですがゴムなので刃物が刺さります。

菱目打ち使用時は、裏側まで完全に貫通して斜めの穴が開きます。

ポリプロピレンシート

 

柔らかめのプラスチックで、刃は殆ど刺さりませんが硬度は低いので刃先が傷みにくいです。

沈みませんのでハトメ抜きの様な裁断系に特に強いです。

菱目打ち使用時は、刃先のみ貫通するので裏側には点状の穴が開きます。

クオイオ専用ドリルチャック

 

クオイオProで2つのドリルチャックを使用したいとき、Simpleに取り付けたい場合に追加してください。

本体と同時購入時のみトグルクランプとの相性を見て垂直を出してお送りします。

専用に加工していますので、通常のドリルチャックとは全く互換性はありません。

四角い柄の工具用アタッチメント

 

持ち手が四角い工具を使用する際にドリルチャックと交換して使用します。

詳細は、製品写真を押してリンク先を参照ください。

木製チャックキーグリップ(木部のみ)

 

力が弱く、チャックキーを強く締め付けられない時の補助具です。

手の形に合わせて角度を付けてあるため、かなり使い易くなります。

必要ないと言えば必要ないのであまり売れてませんが実はお勧めです。

木製プッシュスティック

 

菱目打ちが深く刺さって抜けない時に押すための棒で、使い易いように角度を付けてあります。

菱目打ちは側面が刃なので触ると手が切れるため、安全の為にお使いください。

塗装代行サービス

 

自然塗料のオスモカラーでの塗装を行っています。

主な原料はヒマワリ油や蜜蝋なので安全性が高く、触り心地も風合いも良好です。

塗装時に自然発火リスクや乾燥不良リスクがあるため、塗装代行を行っています。