日本の刃物職人が作った西洋鉋刃『カルタブルー』


☆日本古来の地金と鋼の複合素材で、砥ぎやすさと切れ味が両立。

クラフトノラでは、播州三木打刃物を生産する鍛冶屋に依頼して、西洋鉋の刃『カルタブルー』を販売しています。

メイン素材である鋼『青紙』をイタリア語にしてみました。

 

この鉋の刃は、砥いだその瞬間から違いが解ります。

純正西洋鉋の刃は、砥石の上を滑るような砥ぎ心地ですが、日本製複合素材刃ではサリサリと音を立てて削れているのがわかります。

ですから、砥ぎ上がりまでも非常に早く、砥石のダメージも最小限です。

にも関わらず、その切れ味は、西洋鉋の純正の高級クラスを凌ぎます。

 

数値で見てもリーニールセンやヴェリタス、またスタンレーも高級クラスの刃は『A2スチール』というアメリカ製炭素鋼の塊なのですが、これのHRC硬度が約61度、そして非常に高い靭性を持ちます。

つまり61度ものHRC硬度をもつ靭性の高い鋼を、刃先とは関係ないところまで砥がなくてはならないのです。

ただし、靭性が高いと砥ぎにくい反面、欠けにくい=刃持ちがいいという利点にもなります。

 

それに対して、クラフトノラの複合鋼鉋刃は、従来の日本の鉋刃同様に刃裏にのみ鋼(青紙)を圧着していますので、砥ぎ面のほとんどは、耐摩耗性が低く砥ぎやすい地金です。

一度砥いだらすぐにわかりますが、もともと刃の薄い西洋鉋刃では、不思議なほど簡単に砥げてしまいます。

しかも、鋼(青紙)のHRC硬度は約64を誇り、A2を遥かに上回ります。

青紙は、超高硬度、高靭性を両立した鋼の最高峰とも言える鋼です。

難点は、若干錆びやすく、靭性を上げたために白紙に比べると砥ぎにくくなった点です。

ですが、高靭性のお陰で刃持ちは良く、高硬度のお陰で極めて鋭利に砥げ、その上砥ぎやすいと、木工には最適です。

実際使った感じだと、切れ味はカルタブルの圧勝、長切れはA2の方がやや長持ち、砥ぎやすさは比較にならないほどカルタブルの勝ちです。

 

ちなみに安いスタンレー純正刃の素材は不明です。

が、おそらくは、アメリカ製の安い炭素鋼ではないかと思います。

砥ぎ感や削り始めに一気に切れ味が落ちて持続する感じから、硬度自体は60近くあるように思います。

ただ靭性が低いため一瞬で極小の刃こぼれができてしまうのでしょう。

ただし、そこから先の刃持ちは悪くありません。

なんというか、褒めるところはありませんが、過不足無いといえば無いですね。

右が『カルタブルー』、左がスタンレー純正の刃です。

どちらも完全に砥ぎあげてあります。

右は、鏡面に輝いている部分が明らかに小さいのがお分かりになると思います。

この鏡面の部分が鋼材で、輝きのない部分は地金です。

この刃先のみが鋼という構造が、極めて良好な砥ぎ感を実現します。

 

どちらもスタンレーNo.4スムーズプレーンで削りました。

右が『カルタブルー』使用、左は、スタンレー純正刃使用。

プレナで均したヒノキを30回削りながら調整して30回目の鉋屑です。

スタンレー純正刃は、最初の10回で切れ味が95%以下まで落ちる感じで、あまり薄く削ろうと刃を引っ込めると、刃が木肌にかからない為に刃がかかるところまで出すと厚くなってしまい、このように削れては折れてを繰り返したギザギザした鉋屑がでます。

当然、木肌はスクレーパー仕上寄りのザラッとした感じになりがちです。

ここから先は、それほど切れ味は落ちずにしばらく削れます。

対して、『カルタブルー』使用時は30回削っても切れ味の低下は感じられません。

まぁ、相手が柔らかめで節もないヒノキだというのも大きいですが、スタンレー純正との差は歴然です。

触ると明らかに薄くふわりとした鉋屑がでます。

これが出れば、木肌は、全くざらつきのない状態になります。

この後しばらく削りましたが、60回くらい削ったところで疲れたのでやめました。

ヒノキを60回程度では、ほとんど変化ありません。

スタンレー純正からの換装時は、誰もが感動すると思います。

          

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